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ダイちゃんと
玄関のところで別れ、
ドアを開けると健太が走ってきた。
「お姉ちゃん!!
プレステ3もらったよ!!!」
緒川さんが健太に渡したのだろう。
無邪気な笑顔で受け取った健太が頭に浮かぶ。
「そう。良かったね」
健太の頭の撫でると、
私は台所に向かった。
茶の間でゴロンと
寝転んでいるお父さんが見え、
叩かれたことを思い出した。
私は叩かれるようなことをしたのだろうか?
そんなことを思いながらも、
食事の支度を始めた。
TVの前に座り、
ゲームに夢中になる健太に何も罪がない。
でもイライラする気持ちが込み上げた。
……どうして
私ばっかり辛い思いするの?
私も普通の女の子みたいに
恋したり、
オシャレしたり、
美味しいもの食べに行ったり、
遊びたい。
だけど、どれも我慢している。
私は何のために生きているのか、分からない!!
バン!!!!!
手が滑ってしまい、
シンクの中に
鍋を落としてしまった。


