買い物袋を揺らして
家に帰って来ると、

ポストに大きな封筒が入っていた。



ピンク色の封筒をひっくり返し、
送り先を確認すると、

『ラッキーフリーク』とロゴが入っていた。



一瞬にして、体を凍りついた。



階段を駆け上がり、

急いで家に入ると
息を整える間もなく、

その封筒を開けた。



中から
『ピュアピーチ』という雑誌が出て来た。



表紙には
水着姿の女の子が、

満面の笑みで写っている雑誌だった。



恐る恐る1ページ目を
捲ってみると、

見るからに中学生の女の子が

水着姿写っているグラビアだった。



ページを進めて行くと、

小学生の女の子も写っている。


時折、
大胆なポーズを取っているものは、

同性の私でも
恥ずかしくなってしまうほどだった。



そして

37ページ目に進んだ時、

手が止まった。



“私”の全機能が

停止した。