「秀一、来たよ」 私は秀一のお墓の前で 線香をたいた。 「父さん…」 秀も手を合わせている。 「父さん、俺、医者になるんだ。父さんの病気だって、何でも治せる医者になるんだ」 秀は、秀一が眠るお墓に向かって 語った。