「もーッ、秀一!何であんなコト…ッ」 私はまだ涙ぐみながら 言った。 私と秀一は、 学校の屋上へ来ていた。 「せっかくの外出許可でたし、挨拶しておこうと思ってさ?」 挨拶にしては、 凄すぎるよ… あんなに感動させて… 「ここは、亜希と初めて出逢った場所だな…」 「…うん。あの時秀一が来てくれなかったら、私、今頃天国かな…?いや、地獄…?」 あれ…? 秀一…? 「聞いてるー?」