そうして、 私は毎日毎日病院に 通い続けた。 「亜希…悪りィ…桶とって」 私は桶をサッと 差し出して、 秀一の背中を擦った。 「ゲホ…ゲホッ」 秀一が嘔吐している時 私はただ背中を擦る事しか出来なかった。