「あんなに…悪いの?」 私はズルズルと床に座り込んだ。 「あの…」 誰かに声をかけられて、 慌てて立った。 「ありがとうございます」 看護士のお姉さんはニッコリと 笑った。 ワゴンには、たくさんの薬が 並べてある。 看護士が病室に入るのを見た後、 私は果物を切りに、 歩き出した。