「今までありがとうって何!?」 私は息を切らして言った。 「俺さ、アキと同じところに行く」 秀一は遠くの方をぼうっと見た。 「なにそれ…」 なに言ってるの? それって、死ぬってことじゃん。 「どうせ、生きてても死ぬんだしさ」 私の方に焦点を合わせた。