私はとりあえず室を出て、 秀一を探すことにした。 「どこ行ったんだろう…」 昨日とは違う、 受付の人に聞いたけど、 一階には来ていないようだ。 私はもう一度二階にあがった。 秀一が帰ってるかもしれない。 そう思って207の 病室のドアを開けた。