秀一のお母さんは、 しばらく間を置いてから 話し出した。 「秀一は、病気なの…」 秀一のお母さんの言葉で 急に空気が重くなった。 「癌…なの…」 が…ん…? まさか… そう思って秀一のお母さんを見ると 目頭をハンカチで押さえていた。 本当なんだ…