「おじゃまします…」 私は緊張しながら、 家にあがった。 「そんなに緊張しなくていいんだよ」 秀一のお父さんが、 軽く微笑んで言った。 「ありがとうございます」 リビングに案内されて、 秀一のお母さんと 向かい合うかたちで座った。