放課後…。

まりなはもう居た。

「あっりんくん!」

「もう居たんだ。」

「うん、男の子に呼び出されるのなんて初めてなんだ、ヘヘ」

いつものまりなでよかった。

「まりな、男に告白された事とかないの?」

「無いよ、無いよ~。」

「そうか。かわいいのに」

「へっ?」

「まりなはホントに周りの男の事好きになったりしないのか?」

俺なにいってんだ、

「うーん。小学校の時にね、好きな男の子が居てね、好きって言ったの。でもそんなブスに好かれたくねえて言われて…ショックでね。その頃テレビでJsを見てね、ファンになったの。わたしなんでこんな事言ってるんだろ。初めてだよ、人に話すのは」

「俺さー…」



「うん」

「まりなの事好きだわ」

「えっ、好きってちょ、わたし?」

「うん、まりながすき。付き合ってくんない?」

「なんで…わたしなんかよりかわいい子に告白されてたぢゃん、」

「俺の中で一番可愛いのまりなだけど。」

「ありがと」

「てことは付き合ってくれんの」

うんとまりなは頷いた。

だが初めて出来た彼氏らしい

俺も実は自分から告ったのなんてはじめてだった。