――――わあ…。素敵。 お店に入って由佳と息を飲んだ。 金と革の数々の品物から溢れる高級感と存在感。 バッグや靴、貴金属や洋服。 広い店内に惜しげもなく並んだ商品を順番に眺めながら進んでいく。 ふと、値段に目がいく。 ……え。 こんなに小さなコインケースが…… 23〇,〇〇〇円!? 正直、何が良くてここまでの値がつくのか、さっぱり分からない。 確かにデザインは素敵だけれど……。 「あの…、失礼ですが、 澤乃井様でございますか…?」