………「ちょっと、アンタ…。 いい加減ニタニタするの、やめなさいよね。 これだから、新婚は嫌なのよ」 昼下がりのお蕎麦屋さんで私は緩む頬を戻す事も出来ずに、ずっと微笑んでいた。 そんな私を仲良しの由佳がギロ、と睨んで迷惑そうな顔をする。 ……だって……嬉しいんだもの。 今日、悠斗がアメリカから帰国する。 一週間、今日の日をどれだけ待ちわびた事か。 ―――あれから、私は一足早く日本に帰って来た。 彼は引き止めたけれど、学校もあるし、レポートの提出期限も迫っている。