……う…マズイ…。 「い、いや、嫌な訳じゃ」 すると百合子がパッと顔を上げてそれと同時に目前にまた肉がやってくる。 …しかも…、食べさせてもらうなんて…、俺のキャラじゃ…。 周りのヤツらも見てるし、…SPも隣のテーブルにいるし…。 「はい、悠斗。あ~ん」 …う…。 もう覚悟を決めるしかないのか…。 俺はそろりと口を開いた。 ズボッ!! 口の中にステーキが飛び込む様に入ってくる。 前には百合子の満面の笑顔。 「おいし?」