「すまないが、俺は妻が誘われる事に寛大ではない。 退屈しのぎなら、他の女を誘ってくれ」 …ジョセフに悪気がない事は分かってる。 だけど、…百合子に気安く触るな………。 呆然とするジョセフをその場に残し、百合子の手を引っ張る。 玄関を抜けてリムジンに彼女を押し込む。 「ちょ…悠斗!?まだパーティーが…」 彼女が俺の行動に抗議する。 素早く俺も車に乗り込み運転手に 「ホテルに戻る。出して」 と告げた。