彼が巨大企業の事実上トップの人間である事も、日々、分刻みの忙しさで世界中を飛び回っている事も、全部知っているつもりだった。 だけど、こんなのは、一人の人間としてのゆとりも休息もない。 ねえ、悠斗…、私は本当にあなたの隣にいてもいいの…? 悠斗のお荷物になっているんじゃないの…? 私は彼の背中にそっと問い掛けていた。