彼女の身体をそっと抱き上げて寝室へと運ぶ。 ふわりとベッドに下ろしてその寝顔を見つめる。 君は…、まだ、きっと分かってないだろう。 俺がどんなに百合子に溺れているのかを。 自分でも…おかしいと思う。 妻にしても、…まだ、足りない。 自分の思いに限りがないのが、もどかしい。 何も難しい事は考えないで、……ただ、笑ってほしい。 俺が抱き寄せたなら、その小さな身体を、ただ、預けてほしい。