そんな事を思いながら真上の悠斗の顔を見上げ、じっと見ていた。 「…ん?何」 私の視線に気付いて彼が私を見下ろす。 泣いちゃいけない…。 泣いたらダメ。 面倒な女と結婚したなんて思われたくない。 甘えたり、我が儘言ったりして彼を疲れさせたくないの。 悠斗と一緒に生活して初めて分かった。彼がどんなに忙しい毎日を送っているかを。 婚約中の私とのデートもきっと分刻みのスケジュールをやっと遣り繰りして時間を作っていたんだわ…。