彼の手が私の背中を優しく撫でて来る。 堪らなくなって身体を捩る。 「…俺をその気にさせておいて…また逃げるつもりか。 逃がさない。 百合子が欲しいだけ、俺をやるよ」 な…何を…。 だって、飛行機…。準備は…。 「…心配するな。白尾が先読みして止めてる。 だから、ベッドのある客間に初めから入れたんだろ」 …え?意味が…分から…、 「百合子が欲しい」 悠斗に見つめられると…、欲しいなんて言われると…、抵抗出来ない。