……パタン。 白尾が出ていき、再び二人になる。 …何から話せばいいのか。 「…百合…」 俺が声をかけようとした瞬間、彼女が俺に抱き付いてきた。 え。 「悠斗!」 怒ってるんじゃないのか? 「私だけよね?白尾さんを好きな訳じゃ、ないわよね? 私は悠斗だけよ。 あなたも、そうよね?」 ……は? 「行かないで。 どこにも、行かないで。 悠斗が好きなの。他の人じゃダメなの。 白尾さんが例え好きでも諦めて。 私を一人にしないで」 そこまで一気に話して彼女は俺の胸でわんわん泣き出した。