「や、別ににやけてないよ? うん、みんなの意見は参考になるわー」 慌てて答えると、恵美子がすかさず突っ込んでくる。 「…アンタ、何かいい事、あったでしょ。 ……言いなさいよ、この新妻!」 恵美子は私の頬をフニフニと摘まんだ。 「や、やめてよぉ」 「言わないと、ここ、奢らせるわよ、若奥様」 「やだ、お金持ってないもん。私は変わらないわよ、前と同じよー」 「嘘おっしゃい。 世紀の御曹司の嫁が」 「ほんとだってばー」