「百合子……、好きだ…。

もう……狂いそうなほど…」

彼女の白い素肌に唇を這わせながら、二人を隔てる衣服を皮を剥く様に取り払う。

「悠斗…、ま…待って、シャワー……」

「待てない」


彼女の唇を再び覆い、もう何も言えなくする。

俺をいつも狂わせて、そんな目で俺を見て、
………待て、だと…?

一秒だって離れたくない。
そんな俺を置いて、お前は先に帰国したんだ。


「百合子…、俺から離れたり……するな。

お前の望む事なら…何だってしてやるから」