――~♪~~~♪~ ……綺麗……。 何もかもが。 美しく切ないメロディが私を包み込む…。 悠斗の放つ魅惑的なオーラがさらに際立つ…。 音も、その姿も、この世のものではないみたいに思えるほど、私の心に恍惚とした感情を植えつけていく……。 いつかのあの日も、私は放心していつの間にか涙を流していたっけ…。 …流石、プロを目指していただけあって、悠斗の音色は私の様な何も知らない者でさえその世界に引き込んでいく。