私は泣くのを止めて彼の瞳を見詰めた。 膝がガクガク震える。 怖いのは……悠斗に、拒まれる事。 受け入れられない事。 だけど、伝えて乗り越える。 それが本来の私だから。 「悠斗が…好きで…… 普通じゃいられない…」 思い切って口にする。 彼の表情は変わらない。 その長い腕が、細い指が…、私に伸びてくることもない。 私を試すように、ただ、見つめるだけ…。 「それで?…どうして欲しい…?」 感情の抑揚がない声で問われる。 もう、……後は与えられたチャンスにすがりつくだけ。