顔は涙できっとグチャグチャだわ。
ヒステリックに張り上げた声も、彼を睨み付ける形相も、酷く醜いはず。
こんな私を一生、悠斗に見せる気なんてなかった。
綺麗な笑顔だけを向けていきたかった。
結婚して一月も経っていないのに、きっと悠斗も呆れて嫌気が差したわね……。
…でも、いいわ。すっきりした。
これが本当の私だもの。隠していてもきっといつかはボロが出る。
彼があまりに素敵で、私も似合う女になろうと、少し背伸びをしすぎたわ。
……疲れた。
こんなにキレたのは久し振りだわ。
私、…自分が思う以上に悠斗が好きだったみたい。
でも……彼は、明日から私の側には……いないわね……。

