マンションの前で車を降りると、酔っている私は足がもつれてそのまま地面にへたり込んだ。 彼はそんな私をチラリと冷たい視線で見たが、手を差し伸べたりはしなかった。 「……っ……」 自分の情けない姿がマンションの入り口の硝子に映って、消えてしまいたくなる。 フラフラと何とか自分の足で部屋までたどり着く。 悠斗はサッサと先に部屋に入って行った。 少し遅れてリビングに入ると彼は窓の外を見ながら煙草を吸っていた。 涼しげな横顔を見ていると、溜めていた怒りが身体の底からフツフツと沸き起こってきた。