――― 「じゃ、お邪魔しました。百合子さんは?」 「あ…、ああ。買い物」 「…ふぅん?ま、いいわ。じゃあ、また来週ね」 「ああ」 香織が帰ってから部屋に戻り、煙草に火を点ける。 煙を吐き出しながら百合子の事を考える。 …どこに行ったんだ?もう九時だぞ? ふと思い当たり寝室へ向かう。 …あった。そこには充電中の百合子の携帯。 慌てて出掛けると彼女はよく携帯を忘れる。 その中のアドレスからある人物に電話をかける。 プルルルル、プルルルル……。