「明日も仕事なんだから

寝とかないと体持たねぇぞ」



「・・・腕枕」




甘えん坊か、と心で突っ込む。





「・・・わーかったよ、

ほら、マジでもう寝ろよ?」


「はーい」


よじよじとすり寄って

俺の胸に体を埋めるキユは、

本当に子供みたいに小さかった。






何がこいつをこうしたんだろう。





別に、特にこれといった理由は

無いのかもしれないけど。


毎日のように、こうしてキユは眠る。





その温もりを感じながら

俺もゆっくりと眠りについた。