「で、なに、バイト?」 「うん、暇だし」 そんな放浪女が、いきなり 仕事をする気になった。 まぁ、21歳にもなって 仕事せずに居るのも問題だが、 俺はあまり乗り気にはならなかった。 「そんで、何処にすんだよ」 「問題はそれなんだよね、 何処か月給良いとこ無いの?」 欠伸しながら言うあたりで まず心配になる。