ガタッー 「はあっ、はあ・・・ おは、よう・・・」 「あれ、水瀬が遅刻なんて 珍しいね~」 「うるせぇ・・・」 幸い、櫻田は席を外して居た。 遅刻がバレたら何されるか分からない。 ホッと胸を撫で下ろす。 「水瀬くん」 ・・・なわけ無いか。 「はい・・・」 「昨日の書類なんだけど、 ここの予算が少し変わったから 訂正してくれるかしら」 「え?」 あれ、怒ってない。 「宜しくね」 「あ、ああはい」 櫻田はそのままデスクに戻った。