「水瀬ー!」 もう聞き慣れた声と共に、 後ろから何かがのしかかった。 「お前・・・ あっちに居なくていいのかよ」 「え?なに?」 さっきと変わってニカニカ笑う 鶴瓶に苦笑して。 鬱陶しい腕を振りほどいた。 すると同時に、 優里香が中から出て来た。 「おめでとう」 「わーありがとう。 キユちゃんも、 来てくれてありがとうね!」 「優里香さんきれーい」 あはは、と笑う二人を横目に 俺は近くのベンチに座った。