くいっとシャツが引っ張られて れいたが俺を見た。 「ママ、にんしんしてるの?」 「っはあ!?」 声を上げたのはキユだった。 「何だよ、お前、 今さら隠さなくてもいいだろ」 「いや、何言ってんの」 本気で訳の分からない顔をする キユに、流石に違和感を感じた。 「え・・・待って、 お前、妊娠してんだろ?」 「は?してないよ」 ・・・即答だった。