「で、なにが欲しいって?」 「服と下着」 「あ、そう、じゃ勝手に見てろ 俺そこで潰してるから」 そう言って、 目の前のマンガ喫茶を指差すと キユに腕を掴まれた。 「やだ、シュンも一緒に来て」 「はあ?」 「あたしナンパされやすいから、 シュンが居てくれなきゃ意味が無い」 この女、いちいちムカつく。 「つまり俺に恋人役しろと」 「なんならホンモノでも良いけど」 「ニセモノで結構」 嫌味を込めてそう言うと、 俺はキユが言った店に入った。