「お前さ、父親のことどうすんの」 「え、普通に無視?」 「誤魔化すなよ」 「・・・・、 もういいってば、そんな話」 俺は溜め息をつきながら 7階のボタンを押してキユを見る。 「じゃあこれ自分で処理しろよ」 そう言ってキユにあのメモを差し出す。 「・・・・」 「ほら」 キユが受け取ったのを確認して 俺は前に向き直った。 後は、こいつ次第だろう。