「ちょ、キユ・・・」



ピンポーン



突然チャイムが鳴って、

洗面所からキユが玄関へ向かう。





「だれ?」と聞くと、




「水瀬ー!」


返事の前に何かが飛び込んで来た。






「シュン、勝手に入ってきた」


「ああ何となく想像出来た」




「久しぶりだな~

相変わらず仲良くしてんのね?」



28にもなって正月早々

ハイテンションなんだから尊敬する。


こんなの鶴瓶ぐらいしか居ない。




「警察呼ぶぞ」



「なんでだよ~

ただ正月の挨拶に来ただけだろ、

はい、あけましておめでとう」



「嘘、お年玉?」



隣で乗り出したキユに

「つられるな」とチョップする。