「あれ、シュン?

歩くの遅くな・・・い」




そう言ったキユの動きが止まる。




その目線は、

俺ではなくその後ろにあった。






「杞憂、お前か」




おじさんがそう言ってキユを見る。





「キユ、知り合いか」

「・・・やじ、」


「え?」







「・・・親父・・・・」






それは突然、俺達の前に現れた。