「え、なになに! なになにどしたの!」 隣で慌てた様に女が起き出す。 ああ、失神しそうだ。 「なになに、じゃねぇよ 人のベッドで何してんだ放浪女」 「え、あたし?」 「もういい・・・」 休日で助かったと思った。 「あ、あたし一人じゃ寝れないんだよね」 だよね、じゃねぇよ。 心でツッコミを入れてベッドから出る。 「軽くあたし、 抱き枕にされちゃった感じ?」 「・・・黙れ放浪女」