時空をこえて、愛。

「…祐次!」

僕は飛び上がるようにして起き上がった。

「祐次、また魘されてたよ」

夢、か…。

あのときの事故の記憶。
ここまで覚えてるって自分でも分からなかった。

美佐子にはクリスマスまで僕の家に泊まってもらうことにした。
あの悲劇を無くす為に。


今日は21日。
事故のあったと言うか、ある日まであと2日。


今日も美佐子と大学に向かった。