時空をこえて、愛。

ご飯を食べ終わって、洗い物をしている美佐子に尋ねた。

「今って、いつ?」

「え?」

「えーと…今日って何年何日だっけ?」

美佐子はふっと笑って答えた。

「昭和・・年12月20日だよ。祐次、大丈夫?疲れ溜まってるんじゃない?」

「大丈夫」


全然大丈夫ではなかった。
事故の日まであと3日。

これは夢なのか。
それにしては、リアルすぎる。
僕は…、20年前に来てしまったのか?
もしそうなら何で?
神様は願いを聞いてくれたのか?


「祐次!早く着替えてよ」

美佐子の声で我に返った。