――ドサッ


郁「優斗、大丈夫か?」


さすが郁ニィ。


すぐに気付いた郁ニィが優斗を押して、急所に銃弾は当たらなかった。



でも――


空・郁「優斗?……優斗!」


反応がない……



朔「はっ……王蝶も終わったな……」



うっせーよ……



優「ん……」


『優斗!?』


今、ちょっと反応した!!


優「勝手に終わらしてんじゃねぇーよ!!」


『ゆーとぉーー!!』


よかったぁ☆


思わず抱きついてしまう。



朔「チッ……ダメだったかぁ」


優「てめぇなんかにやられるかよ(ま、郁也さんのおかげだけど(笑))」


朔「強がっちゃって……腕が使えないなんて相当不利だよ?」


――そう……さっきの銃弾は急所は外したものの、優斗の腕に当たった。


現に、大量出血とはいかなくても、出血がひどい。



優「これくらいどうってことねぇし」


朔「強がっちゃって……」



優斗は絶対大丈夫だもん……信じていいよね?



あたしはそっと、優斗から離れた。