「た…太一…」 唇を離すと目を潤ませながら香耶が俺を見上げる。 香耶の肩に俺は首を預けると、香耶の体がピクっと動いた。 香耶の一つ一つの行動が愛しくて、かわいい。 香耶… 俺は香耶の耳元に口を近づけた。 「すきだ…」 香耶はまた肩を震わせて、何度も頷いた。 「すきだ、香耶…」 冷たくなる手を握りしめれば、お互い顔を合わせて笑いあった。