しかし、雲雀が来る気配はない。
(…すっぽかされた?)
そんなことを考えていると、通り過ぎた生徒会長が数メートル先で立ち止まったかと思うと、早足でこちらに向かって来た。
(いや、何でっ!?)
あっという間に陽の前に立ち、
「何で気付かないのよっ!」
そんな声と共に顔を剥がした。
「はぁああ!?……って雲雀先輩か。びっくりしたー」
「びっくりしたー、じゃないわよ!陽ってば皇帝しか見破れないわけ!?」
あんなにヒントあげたのに!とご立腹の様子。
(ヒントって、もしかして胸?)
だとしたら雲雀にもフラグが立ったことを二人とも知らない。


