しかし、悪戯ばかりする雲雀も実は面倒見のよい先輩。
後輩がこんなになっていて放っておくなんてことは出来ない。
(まったく…仕方ないわねぇ)
「陽!」
「何ですか?」
「今日、放課後空けときなさい」
ビシィっと陽に指を向ける。
「放課後?」
「デート、してあげる」
ああ、愛すべきは素晴らしい兄と面倒見のよい先輩。
「いいんですか!?」
皇帝の噂はどこへやら。
思わぬイベントに陽のテンションは一気に浮上。
高校生とは思えないスタイルの雲雀には日頃から声を掛けてはいるものの、いつも断られていた。
それが今日は向こうから誘ってきたではないか。
勿論快く了承した。


