遥が心の中で号泣していることも知らず、ぎゃあぎゃあ騒ぎながら帰り道を歩く。



「遥は僕の幼なじみだぞ」


「俺のお兄ちゃんだっ」



下らない喧嘩は続く。







翌日。

皇帝の噂は恋人説から二股説へと変化していた。


それを聞いて、何故か皇帝は涙を流したと言う。




(チカ!てめぇ俺の携帯から女の子のメアド消しただろっ)

(安心して。代わりに返信してるから)

(ざけんなぁああああ!!)




END