「ところで陽」
雲雀が店を出ていったところで皇帝が口を開いた。
「何?」
「お前何でスカートなんて履いているんだ」
「……はうっ」
忘れていたわけではないが、出来れば触れて欲しくなかった。
まさか遥をつける為に変装したなんて言えない。
「えっと…」
「陽も女装に目覚めたのかー」
「んなわけあるかっっ!!」
「照れんなって」
「黙れ変装っ!!」
昔から陽と弓親は口を開けば喧嘩ばかり。
陽が一方的にキレてることが大半だが。
喧嘩するほど仲がいいという類いの二人なのだ。
「だいたい!チカはサルツブル星に行ってた筈じゃっ」
「えへ。壊れた」
「はぁあああ!?またかよっ」
この弓親という男。何を隠そう、勤務先の星が次々と壊れる。
原因は不明。
今は恐らく休暇を貰い、地球へ遊びに来たというところか。


