ブラコン的自己中論



「はあ!?」


信じられないとばかりに声をあげる陽。

そんな陽に雲雀がこそっと耳打ち。


「陽。変装、変装」


「変装…?……ああ!!」


自分の姿に気付いてなかったのか、陽は今は女子校生なのだ。

急いでカツラとマスクを取り去った。


「陽!?」

皇帝の驚きの声。それも仕方ないのだが。

「陽じゃん。何してんの?」

何故か嬉しそうな女の子の声。


「それは俺の台詞だっつの!いつこっちに来たんだよ」

「一週間くらい前かな」

「早く言えよ!」


「ちょ、ちょっと陽!あんたこの子と知り合いなの?」


言い合いを始めた陽たちに痺れを切らし、雲雀が口を挟んだ。

陽も我に返ったのか、気まずそうに紹介を始めた。