これぞ円香 雲雀の変装術。
ちょちょいと他人になるなんてお手の物。
(てか俺いつの間にかスカートなんですけどぉおおお!?)
やるのならば徹底的に。
「さあ、早くしろ。見失うぞ」
「いや、誰っっっ!?」
人生初のスカートにショックを受けつつ、顔をあげると目の前には知らない男子生徒が。
「雲雀だっての。いいから早く!」
雲雀が変装したイケメンに手を引かれ、皇帝を追いかける。
長い髪を靡かせる美女が陽だなんて流石の皇帝も分かる筈はないだろう。
一方、陽の手をぐいぐい引っ張る雲雀の顔は好奇心とスリル感によって嬉々として輝いていた。


