ブラコン的自己中論



「雲雀先輩……」


「何よぅ」


「行きましょう!」


雲雀の手を引いて歩みを進める。


「は?……ああ、いいじゃない!」


雲雀も陽の意図することが分かったのか顔が綻ぶ。


「でも待ちなさい」

足を止めて、肩にかけた鞄から色々な物を取り出す。

カツラからメイク道具まで。
出るわ出るわ。

(四次元ポケットかっっっ!)

ギリギリアウトなツッコミを咬ましつつ、陽は雲雀にされるがまま。


「…はいっ。完成!」


手渡された鏡を見てあらびっくり。

「…かわえー…」


陽はなんとも可愛らしい女子生徒になっていた。