ブラコン的自己中論



普段なら帰り道を歩いているようにしか見えないが、あんな噂が流れている上に……。

(時計ばかり見て……)


「雲雀先輩?」


「噂は本当だったのねー」


「…は?」


ちょいちょいと雲雀が陽の背後を指差し、振り向いた先に有り得ないモノを見た。


「…………」


「あれ皇帝よね?待ち合わせかしら。ね?」


ね?の部分で視線を陽に戻した所で陽の異変に気が付いた。


「よ、陽?」


陽はこれでもかと言うほど固まっていた。