夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]

「ないよ。大沢さんが、期待するような事はね…。」

自分の言葉に、千尋さんは、黙って頷いてくれた。

「ふ〜〜ん。」

大沢さんはどうやら、納得がいかないようだ。

だから、こっちを見るなって…。

「あっ、それって、何かはあったんだよね。」

大沢さん、鋭い!
隠すよ、千尋さん!

「優花…、その後の隆哉君に、お母さんはびっくりしたんだよ。」

ちょっと、何、話そうとしているんですか…。
ほらっ、また、あなたの娘が暴走しようとしてますよ。